こんにちは。
今日は、「一見ネガティブに思える現象は実はその人にとっては必要なこと」という話を書いてみたいと思います。
生きていると、色んな人との間で色んな出来事が起きたりします。
または、人とは何も起きないけれど、自分の思い通りに人生が進まないこともあるかもしれません。
家族とうまくいかない、子育てがしんどい、職場の人間関係で悩む、お金がない、時間がない、家が片付かない、病気になる…
それはそれは、人それぞれに色々とある方が多いのではないでしょうか。皆言わないだけで。
もちろん事の重大さの大小は色々とあると思います。
今、自分に起きていること(起きてきたこと)は自分が選んでいるのだとしたらどう思いますか?
意識的には拒絶したいくらいのことだとしても。
「えーーー、こんなしんどいこと、選んでいるわけがない!」
って言いたくなりますか?
そう、意識的には絶対にそんな道は選びたくないこと。
だとしても、今起きていることは自分が無意識レベルで選択してきていることなんです。
自覚している意思とは別にねw
例えば、「子育てがしんどい」という状況について書いてみます。
子育てがしんどいのは「夫が手伝ってくれないから」「親元離れているから」「手がかかる子だから」という理由があげられるとします。
確かにその状況で、母親がお休みの出来ない子育てを1人頑張るのはしんどくて当然のこと。
しかも仕事をしながらだと、尚更キツイでしょう。
その上で、子育てを誰にも手伝ってもらえない環境を選んでいるのは誰でしょう?
子どもを産む前に旦那さんと沢山話し合ったでしょうか?
子育てはママが1人で頑張るもの、という無意識の思い込みはなかったでしょうか。
家事を100%分担するという話を結婚前にきちんとすれば、今そのママに起きている現象はなかったかもしれません。
そして、それは今からでも本当は変えられるのに、変えない選択をしているのは実はそのママなんですね。
手がかかる子、というのも、親がその状態を作っているといっても過言ではありません。(そんなことない!という反発もあるかもしれませんが)
「子どもはこう育てなきゃいけない」「子どものことをしっかり見なければいけない」と、お母さんがいつもキリキリした空気感だったり、いつも慌てて大騒ぎになったり、感情的で情緒が落ち着かない場合、子どもはその親の状態を見ていて落ち着けません。
子どもの望みは叶わないことが多い、いつも親が過干渉になり子どもが自分で行動を選べない状況…他にも考えられることは色々ありますが、とにかく親の不安を受けて、子どもも自分をちゃんと理解してもらえない怒りや不安から、手がかかるような言動に繋がっていくのです。
「好きなお菓子やおもちゃを買っているし、子どものために遊園地にも頑張って連れて行っているのに!」という声もあるかもしれませんが、でもそれは子どもの望みを叶えているようで、子どもの機嫌取りをしているだけになっているかもしれません。
ここでは、どうやったら子どもと理想的な関係を築けるか、旦那さんと良い関係になれるかという話は置いておいて。
(それはまたいつか書きます)
それらの現象は、それぞれが選んでいるということについて伝えたいのです。
「旦那がヒドイ」というのが貴方にとっての見解だとしてもそれは事実ではなくて、貴方が旦那さんに対する対応の結果が今起きている現象だということです。
「子どもが扱いにくい」というのが貴方にとっての見解だとしてもそれは事実ではなくて、貴方が子どもに対する対応の結果が今起きている現象だということです。
そして、今起きている現象が問題だと感じるのであれば、それは貴方にとって必要な学びです。
そこから学ぶ必要のあることがあるから、その現象が起きています。(スピリチュアル視点ではなく、脳科学的な話です)
では、それらから学んで、自分の思い通りの状況にするにはどうすればいいのか?
そのヒントは「原因側で生きる」ということにあります。
ペンを手で持って離すと落ちますよね?
手を離すかどうかは自分で決められますが、ペンにはその選択は出来ず、離されるか離されないか、手に意思決定を委ねています。
その手が「原因(意思・決定権)、ペンは「結果」です。
ペン(起きる現象や結果)の方で生きていると、手(他人や社会)に自分の人生の選択を明け渡していることになります。
手の方になることを選ぶ、と決めて全てをとらえなおすことがすごく大切です。
つまりは、起きていることを自分で変えられるのだとしたら?
「旦那さんに不満があるなら文句を言おう!」ということが言いたいのではありません。(笑)
「旦那さんとどういう関係を築きたいのか」をしっかり考えてみて、それを相手に伝え、話し合う。というのは手の方の行動です。
その上で、旦那さんがどういう反応をするかは旦那さんにとっての大切な価値観として一旦受け止めます。
ここでまた重要なのは「相手の価値観は相手のもの」ということです。
たとえ子どもであっても、相手の価値観を頭から否定するような関わりである場合、相手と適切なコミュニケーションをとれないどころか、相手との関係を壊しにいくようなものです。
話が拡がりすぎるので、戻します。
自分に起きる現象を変えたいのであれば、変えられるのは自分だけです。
周りの人や状況を変えることにエネルギーを費やし続けても、また別のカタチで問題は起きてきます。
「軸を自分に置いて、物事をとらえる」ということがポイントです。
「私はどうしたい?」「私はどんな人生が理想?」
とどんな時も内観することをオススメします。
その積み重ねと行動の変容で、起きてくる現象はどんどんカタチを変えていきますよ😉
人生が変わる考え方