体調を崩しやすい季節となりましたね
疲れを感じやすい方も
多いのではないでしょうか?
疲れを癒すには
やはり「睡眠の質」が非常に重要です
今回は
睡眠の質を大きく左右する寝具
特に「マットレス・敷布団」の選び方
について詳しくご紹介したいと思います

ベビちゃんにとってはママとくっついて温かければだいたい大丈夫かも?(笑)
あなたの寝具はどのタイプ?
ご自宅の寝具(ベッド・ふとん)は
どのようなタイプをお使いですか?
ベッドフレームにマットレスを置いている方
もいれば、畳に布団を敷いている方、
あるいはフローリングに布団やマットレスを
直接敷いている方もいらっしゃるでしょう
これまで
多くのお宅を訪問させていただいた中で
「これでは疲れが取れにくいだろうな」
と感じる寝具の使い方が見受けられました
そこで、今回は布団とベッド
それぞれのタイプに合わせた
睡眠の質を高めるための工夫について
お話ししていきます
布団派の方へ:フローリングでの「直敷き」は要注意!
江戸時代に一般化した布団は
ある程度のクッション性と
通気性が期待できる「畳」に
敷くのが最も適しています

しかし、現代の住宅では畳の部屋が減り
洋室が好まれる傾向にあります
フローリングは固く
寒い時期には冷気が伝わりやすい特性
があるため
床に近い敷布団は
あまり向いているとは言えません
理想を言えば
洋室には「ベッドフレーム+マットレス」
がおすすめですが
様々な事情で洋室に布団を敷くのがベスト
あるいは
そうせざるを得ないご家庭も
あるかと思います
そのような場合には
以下の工夫をぜひ試してみてください
・敷布団用マットレスを敷いてクッション性を上げる
・敷布団の下に除湿シートを敷く
・敷布団の下にすのこを敷く(ただしクッション性もしっかり足すことが重要です)
・敷布団の下に保温(断熱)シートを敷く

フローリングに布団なら、通気性の良い布団対応のベッドフレームを置くか、畳を敷いてクッション性を高めるのもいいですね
これまで特に気になったのは
フローリングに布団を直敷き
しているご家庭で
以下のような状態が見られたことです
布団が薄すぎる
湿気対策ができていない
寒さを感じやすい使い方をしている
布団が薄い場合
体重の重い大人の方ほど
どの体勢で眠っても身体の出っ張り部分
への体圧分散が不十分になり
寝返りが増えてしまいます
「なんか安眠できないな」
「疲れが取れないな、歳かな?」
と感じているあなたはもしかしたら
布団の選び方を間違えているか
布団の厚みがご自身の体に合っていない
可能性があります
心当たりのある方は
ぜひ一度、布団のクッション性を
見直してみてください
また、布団の底冷え感や湿気対策については
上記の工夫(除湿シートやすのこなど)を
取り入れていただくことで
より快適な睡眠環境を整えることが
できるでしょう
ベッド派の方へ:マットレス選びのポイント
次に、ベッドをお使いの方へ
ベッドフレームに乗せているマットレスは
どのようなタイプをお使いですか?
金属コイルを使ったもの、
ウレタン製のもの、
低反発から高反発まで、
様々な種類がありますよね

こちらはボンネルコイルマットレス。安価だけど、面で支えるために硬めで、寝心地の良さには欠ける…
どのようなマットレスを選べば良いか
そのポイントをご紹介します
人の体は、それぞれ筋肉質だったり
細身で骨ばっていたりと様々です
使う人の体格と好みの感覚を確認すること
が大切です
一般的には
身体ががっちりしている人には
硬めのマットレス
華奢な人には
柔らかめのマットレス
が良いと言われることが多いですが
いずれにしても一番良いのは
人が立った時の状態に近く
身体の凹み部分にしっかりとした
支えが入るような構造のマットレスです
コイルのものであれば
ポケットコイルタイプで
さらにコイル数が多いものほど柔らかく感じ
背中の凹みに支えが入る傾向があります

こちらは点で支えるポケットコイルマットレス(これは上に乗っているウレタン類がかなり多いけどここまでなくても大丈夫かとw)
しかし
その体感の好みは人によって異なるため
実際に店頭で寝てみて
背中のフィット感を試されることを
強くおすすめします
ウレタンで安価なものを購入すると
腰の部分が沈んでしまい
腰痛につながる恐れがあります
また、夏は蒸れて暑く感じやすい
というデメリットも
ウレタンのマットレスを選ぶ場合も
体圧分散について
しっかり研究されているメーカーの製品で
かつ
ご自身が寝転んで試した際の感触が
好みに合うかどうか
店頭でしっかり確認することが大切です
雰囲気で買わない、ということです

マットレス選びのポイントは以下の通りです
・腰の部分が沈みこまないこと(良い寝姿勢を保てること)
・体の凹み部分に支えが入ること(点で支える構造)
・柔らかすぎず寝返りがしやすいこと
加えて、マットレスには必ず
「ベッド用のパッド」を
使うようにしましょう
これはシーツの下に敷くもので
寝ている間にかいた汗を吸収し
マットレスを清潔に保つために
非常に重要な役割を果たしてくれます
質の良い睡眠のためのまとめ
布団にしても、マットレスにしても
質の良い睡眠を得るためには
以下の3つの要素が特に重要です
良い寝姿勢が保てるか
体圧分散ができるか(体の凸部分だけで体を支えないようにする)
湿気や寒さ対策が適切にできているか

寝返りの回数少なくすんで、寝返りしやすいものがいいですね
これらのポイントを見直すことで
毎日の睡眠の質がぐっと向上し
心身ともにリフレッシュできるはずです
ぜひ、ご自身の睡眠環境を見直してみては
いかがでしょうか
お客様宅へ訪問した際に、こういったこともご相談いただけますので、お片付け以外にもインテリア系は何でも聞いてください♪